一生で一番高い買い物したとき、住宅ローンと保険は密接な関係
無駄な保障を削り、保険料を見直なら今が最適
住宅を購入したら生命保険を見直すチャンス

山本 俊成 やまもと としなり 株式会社ファイナンシャル・マネジメント
よく「家を買ったら生命保険を見直したほうがいい」と言われています。私も住宅購入相談を受ける際に併せて生命保険の見直し相談の依頼を受けますが、見直したほうがいい理由を理解されている方は少ないみたいです。
今回はなぜ生命保険の見直しが有効なのかを考えたいと思います。
生命保険の見直しと言っても、実は生命保険には死亡保険や医療保険、年金保険等いろいろな種類の保険があり、今回見直しの対象となるのは「死亡保険」、つまり死亡された場合に保険金がもらえる保険になります。
死亡保険に加入する理由は、大まかに言うと残された遺族の生活費とお子様の学費のためになります。
通常、死亡保険の必要額は簡単に書くと下記のような算定式で求められます。
ご主人様が死亡された場合、必要な額は・・・
となります。
例えば、毎月の必用な生活費が20万円、学費が5万円、遺族年金が毎月10万円、ご主人様が死亡してから20年間はお金が必要と考えた場合、
の保険金額が必要になります。
遺族年金額や保障を何年分用意するかの考え方については今回のコラムでは割愛しますが、ここで注目したいのが「毎月の生活費」の部分です。
この毎月の生活費には食費や水道光熱費、娯楽費等が含まれますが、賃貸にお住まいの方の場合、住居費として「家賃」が含まれています。
住宅をローンで購入すると通常、金融機関から「団体信用生命保険」というローン契約者が死亡した場合にローンが無くなる保険に新しく加入するため、もしご主人様が死亡された場合はローンのない家がまるまる残り、以後住居費はほとんどかからない形となります。

つまりご主人様が死亡した場合、賃貸と持ち家とでは住居費に大きな差が出ることになります。
もし家賃が8万円程度かかると仮定した場合、先の例で試算してみますと、生活費が20万円から8万円を引いた12万円でいいことになりますので、
となり、住宅購入前と比べ2000万円近く死亡保険金額を減らせる計算になります。


住宅ローンを組んだ場合、早めにローンを完済するために繰り上げ返済を検討する方は多いです。また、変動金利でローンを借りた方は、将来の金利アップによる返済額アップに備える必要があります。
生命保険を見直して少しでも無駄な保険料を減らすことをお勧めします。
2010年9月1日
都市銀行と保険会社での勤務経験から、経験に基づいた実務的なアド バイスをさせていただきます。
氏名 | 山本 俊成 (やまもと としなり) |
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性別 / 年齢 | 男性 / 37歳 |
得意分野 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
保有資格 | AFP 2級ファイナンシャル・プランニング技能士 生命保険募集人 損害保険募集人 投資助言・代理業(金融商品取引業者) ハウジングライフプランナー、住宅ローンアドバイザー |
現在の所属会社 | 株式会社ファイナンシャル・マネジメント |
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